グラウンドワークのはじまり

英国ではじまったグラウンドワーク

グラウンドワークとは、1980年代初頭に英国内の地域社会の衰退を背景に、環境省によって設立された組織であり、「住民・企業・行政がパートナーシップを組み、地域環境の改善を通して経済および社会の再生を図り、持続可能な地域社会を構築すること」を目的としています。この目的をもとに、各地域に実働団体(グラウンドワーク・トラスト)が設立され、専門性を備えたスタッフと共に地域の再生と活性化に向けパートナーシップ型のプロジェクトを展開しています。


グラウンドワークが行うパートナーシップ型の地域再生とは、地域内における活性化を目指し、地域の多くの人々が関わって、持続的で自立した取り組みを確立することであり、グラウンドワーク・トラストは、中間支援団体として、その地域におけるそれぞれのパートナーの役割と力をうまく引き出し、地域全体の力(地域力)が向上し、自立した地域社会を形成できるように取り組んでいます。


グラウンドワークが取り組む事業分野は幅広く、「物理的な環境改善」「教育およびコミュニティの参加」「経済と環境の統合」をキーテーマとして掲げ、身近な環境改善活動を基本に据えながら、教育、福祉、失業問題、青少年問題、企業の社会貢献など、地域社会を取り巻く課題に総合的に取り組むことを特色としています。現在では、その事業分野を「コミュニティ」「土地資源」「雇用」「教育」「企業」「若者」の6つに分類し、多様な事業を行っています。

日本でのグラウンドワークの取り組み

日本では、1990年代に静岡県三島市や滋賀県甲良町、福岡県福岡市などで、住民のボランティア活動として、英国にならったパートナーシップ型での地域環境改善活動が始まりました。


各地で取り組まれたパートナーシップ型の活動は、それまでの行政に対する依存体質や住民意識の低下、地域環境の悪化などの様々な課題をみんなで見つめ直し、お互いが対立するのではなく、対等な立場で協調を図り、協力しながら住民自らが行動することで、地域を再生し活性化することに成功しました。
現在では、このような取り組みが全国各地に広がり、それぞれの地域の課題に対応し、多くの地域主体とパートナーシップを組みながら、「身近な自然や生態系の保全」「河川整備や手作り公園整備」「環境教育」「障害者の社会参加支援」「コミュニティビジネス」など地域の活性化に向けた活動を展開しています。


日本でのグラウンドワークの取り組み

このページの先頭へ