内閣府において、「男女共同参画推進連携会議」が開催され、会議の委員である当協会の中里良一理事長が参加しました。会議は、①男女間の賃金格差、②若年層の性別役割意識、③仕事と健康課題の両立支援、➃男女共同参画の視点に立った防災・復興をテーマに参加者によるグループディスカッションが行われました。中里理事長は「若年層の性別役割意識」をテーマにしたグループ討議に参加しました。このグループは、若年層(18~25歳)層における固定的性別役割意識を解消するために有効な方策を検討し、実証するとともに、好事例を収集し横展開を図るものです。グループディスカッションでは、事前に実施した若年層を対象としたアンケート調査内容を踏まえ議論を行いました。
アンケート調査結果をいくつか紹介します。
(対象年齢:18歳~26歳の未婚者 サンプル数:3,000名(性別で均等割り付け))
Q1将来、家庭を持った場合、世帯収入の配分として、理想バランス
(回答)1位 夫:妻5:5 44.6% 2位 夫:妻6:4 19.2%
3位 夫:妻7:3 14.0%
Q2将来、家庭を持った場合、家事労働に対するパートナー間での従事割合の理想バランス
(回答)1位 夫:妻5:5 50.5% 2位 夫:妻4:6 11.9% 3位 夫:妻6:4 9.0%
Q3将来、子供を持つとした場合、子育てについて考えに近いもの
(回答)1位 わからない 28.3% 2位 パートナーも自分も働くことを重視し分担
して家事・育児をしたい 23.0% 3位 パートナーも自分も仕事よりも子育
てを優先し、必要に応じて勤務先や勤務形態を変えたい 13.7%
Q4あなたが将来に望むこととして、一番近いもの(2つの選択)
(回答)1位 心豊かな生活をする 23.9% 2位 経済的に恵まれた生活をする
18.0% 3位 家族やまわりの人たちと円満に明るく暮らす 17.4%
なお、事前のアンケート事項の作成に当たって、以下のことが議論になりました。
Q1あなたの性別を教えてください。
①男、②女、③その他
この設問に対して、「何故、男を先に記載するのか」、「「その他」は表現が悪い」という質問、意見がありました。読者のみなさまはどう思われますか?
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