コンテンツへスキップ

当協会では一般財団法人日本水土総合研究所と連携して、「農業水利施設等を見に行こうよ助成事業」を進めることとし、事業への参加学生を募集しています。

現在、全国の多くの農業水利施設の老朽化が進み農業生産への支障が懸念され施設の改修が急がれています。加えて頻繁に発生している台風、豪雨災害の復旧(農業分野では農地や農業水利施設などの復旧)が急がれています。しかし、これらのことに対処できる農業農村工学系技術者が大変不足しており、技術者の育成、確保が急務となっています。。この対応の第一歩として、将来の農業農村工学系技術者候補である農業農村工学系の学生の確保が重要です。農学部系学生に農業農村工学に興味を持ってもらい、専攻(コース、研究室等)選定にあたって、農業農村工学系を専攻する学生をできるだけ多く確保することをねらいとして事業を進めています。

 

「農業水利施設等を見に行こうよ助成事業」募集要領

1.目的

大学農学部系の学生を対象に、農業水利施設等、及び施設建設に利用された農業農村工学、技術の知識、理解、関心を深める。

農業農村工学系コース、研究室等専攻選択に寄与する。

2.内容

原則指定の農業水利施設等(歴史的農業水利施設、ダム、棚田等)※について、大学生のみによる日帰り見学

※指定の農業水利施設等・・当協会にご照会ください。

 

3.見学施設場所

大学が所在する農林水産省地方農政局管内

4.対象者

大学農学部系1、2年生 1グループ2人以上

※1、2年生時から既にコース、専攻が決まっている学生は農業農村工学系を選択している学生。

5.見学費用への助成金 1グループ40,000円以内

①交通費:実費

公共交通機関(出発地:大学所在地~現地施設最寄りの駅、バス停)

レンタカー(含むガソリン代、保険、高速道路料金)

②昼食代:1人1、000円以内

③国内旅行保険:1人500円以内

6.見学に係るケガ、事故等 自己責任

7.実施期間 令和3年9月13日~令和4年2月20日

8.レポートの提出

見学後、各自レポートA4版3枚(含む写真)以上を提出

9.学生サークル「農業農村工学・就職研究会」への入部検討

当事業を利用した学生は、学生サークル「農業農村工学・就職研究会」(顧問 中里良一)への入部を検討する。

10.参加申し込み、問い合わせ先

一般財団日本グラウンドワーク協会

中里良一

TEL:03-6459-0324        E-mail:nakazato@groundwork.or.jp

 

当協会が活動資金を応援する、令和3年度「棚田保全活動応援事業」対象団体3団体、令和3年度「地域環境保全活動応援事業」対象団体1団体が決定しました。この資金はライフ&ネピア助成金を活用しています。

(棚田保全活動応援事業)

①NPO法人大山千枚田保存会

[棚田保全活動状況]

棚田名  大山千枚田             棚田面積  3.2  ha(375枚)

棚田所在地 千葉県鴨川市

千葉県鴨川市にある「大山千枚田」は3.2ヘクタール375枚の田んぼがあり、雨水だけで耕作を行っている。

平成9年に大山千枚田を地域のシンボルとし、地域の課題である高齢化、耕作放棄地の増加、人口減少等を解決するために任意団体として「大山千枚田保存会」を結成し、地域を元気にするために活動を開始。平成12年より「都市農村交流」をキーワードに「棚田オーナー制度」を開始。都市住民と農村住民が共に中山間地域を活性化する活動を本格化する。

開始当初39組のオーナーで始まり、令和3年は150組のオーナーと共に活動を行っている。

オーナー制度だけでなく、「棚田トラスト」、「酒づくりオーナー」、遊休農地を活用し、大豆を育て手前味噌を仕込む「大豆畑トラスト」、オーガニックコットンを栽培し、糸を紡ぎ、それを自分たちで育てた藍で染める「綿藍トラスト」、日本の伝統建築を見直し、国産の材木の価値を高めるために古民家を再生する「家づくり体験塾」など様々な活動を行っている。

これらの活動を通じて棚田の保全活動だけではなく、今までの生活様式を見直し、より良い暮らしを作り出すきっかけを提案している。

棚田を含めた地域全てを資源と捉え、活用し、上記の活動以外にも、郷土料理作り、自然観察会、わら細工などを行い、小学校を中心とした学校体験等の受け入れを行い、若い世代に農村の持つ多面的機能の大切さを伝える活動を行っている。

古民家レストラン「ごんべい」を運営し、地域の米と日本酪農発祥の地から生まれた乳食郷土料理を提供し、地域の食や食材の普及啓発を行っている。

大山千枚田以外に周辺地域の耕作が難しくなった棚田の維持管理を約2ヘクタール行っている。

 

②宮垣集落協定

[棚田保全活動状況]

棚田名     宮垣棚田        棚田面積  約12.24ha(約180枚)

棚田所在地   兵庫県養父市大屋町宮垣地内

宮垣区は、急峻な山々に囲まれた典型的な山あいの地域であり、農業従事者の高齢化や後継者不足という全国の中山間地域共有の課題のほか、区画の圃場が極端に小さいため、機械を導入しづらく労働生産性が低い、野生鳥獣による農作物の被害拡大、施設(水路、農道)等の老朽化による維持管理が年々困難になるなどの課題を抱えている。

このため、平成12年から中山間地域等直接支払制度に取り組み、農地の保全や農地が持つ多面的機能の確保に向けて、鋭意努めてきたところである。

  また、今年2月に棚田地域振興法に基づく指定棚田地域指定を受け、棚田の魅力と多面的機能を生かした活動を展開しようとしているところである。

なお、当区が取り組んできた棚田保全活動は以下のとおりであり、今後も棚田の保全を通した地域活性化に向けて多様な取組を実施していく。

1 農地を守る取組

ア 非農家を交え区内の若手で農地研究会を発足。地域ビジョンの共有

イ 農機具を持たない非農家が活用できるようトラクタの共同購入、農業倉庫の共同管理→非農家や移住者が営農開始

ウ 機関誌「中山間だより」の発行

エ 草刈り隊、機械オペレーター登録制度の導入

2 遊休農地で実証栽培

ア 遊休農地でクイックスイート(さつまいも)の実証栽培

イ 遊休農地でレンゲ、コスモスなどの景観作物の栽培

3 法人等による参入

ア 農業特区で参入した法人による営農

イ シルバー人材センターによる無農薬米等の栽培(稲木干し 付加価値向上)

4 交流促進事業

ア 地区内の子どもを対象とした農地の生き物調査の実施

イ 都市住民との交流事業の実施(シルバー人材センターとの協働)

5 農道・水路の整備

ア 県営ふるさと水と土ふれあい事業による農道・水路の整備

 

③一般社団法人olDMOre

[棚田保全活動状況]

棚田名 下赤阪の棚田               棚田面積    7.4ha(250枚)

棚田所在地 大阪府南河内郡千早赤阪村東阪25

1)2009年から棚田をつかったイベント『棚田夢灯り』毎年開催

2)イベントに伴い棚田の整備補助

3)棚田の工作放棄地を増やさないための広報活動

4)小学生や中学生にむけての棚田保全活動の支援や歴史などの学習支援

5)草刈りなど

 

(地域環境保全活動応援事業)

①日本大学理工学部海洋建築工学科 親水工学研究室

1. 活動場所と活動概要

① 活動場所

東京都墨田区、江東区、中央区(隅田川、北十間川)

② 活動概要

「隅田川プロムナードの環境改善に向けた河川環境の保全・活用に関する実践的取り組み」

隅田川沿いには、地域住民や来訪者の人間活動の受け皿となる遊歩道が順次整備され、特にコロナ禍では、多様な親水活動(散歩、ジョギング、飲食、娯楽等)が展開され始めている。また、隅田川沿いには、水辺に開いた建築物も複数建設され、今後、河川背後地も含めた隅田川地域の河川環境の保全・活用に向けた空間利用の促進が重要となる。

こうした動向の中、本研究室では、水辺空間の保全・活用に向けた実験的取り組みを実施してきており、2020年度には、東京都江東区と神奈川県横浜市において、河川沿いの防護柵に簡易的に設置し、一時的な滞留の場として水辺空間を活用する空間装置「mizube bar」の取り組みを各地域と連携し展開してきた。2021年度では、隅田川沿いの地域(墨田区は北十間川も含む)において、東京都、区、民間企業、住民組織と連携した取り組みを実施予定である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石川県能登町の「NPO法人当目夢を語る会」から設立総会時の記念講演の依頼があり、当協会の中里良一理事長が「中山間地域における地域おこし」というテーマで講演を行いました。講演後、出席者から「地域おこしに大学生を関与させる方法を教えて欲しい」等数多くの質問がありました。「NPO法人当目夢を語る会」は当協会の賛助会員として入会しています。

(「NPO法人当目夢を語る会」の取組概要)

米のブランド化及び米購入のお客様を特別住民として認定し、交流人口の拡大につなげる。

廃校を世界農業遺産の地能登の生活を学び・体験する施設「里山稲作農林資料館」として、交流人口の拠点とする。薪生産、マイタケ栽培、ドジョウ養殖、伝統保存食「なれずし」の商品化・販売を行い経済基盤の強化を図る。住民同士の相互扶助として、豪雪地帯の地域の要望が最も高い高齢者や一人暮らし宅の除雪作業を行う。

日本大学理工学部親水工学研究室の4年生が「グラウンドワーク」を卒業論文のテーマにして研究したいということで、学生と担当教員が資料収集、ヒアリング行うために当協会を訪問しました。担当教員が当協会のHPの活動状況を見て、学生の卒業論文のテーマにしたいと考えたそうです。また、日本大学理工学部親水工学研究室からは、卒業論文だけではなく、今後、日本に適したグラウンドワークの在り方に関する研究を当協会と連携して行いたいという依頼がありました。