学生サークル「農業工学分野就職研究会」を設立しました。
東北大震災や頻繁に発生している台風、豪雨災害の復旧(農業分野では農地や農業水利施設などの復旧)が急がれていますが、復旧にあたる農業農村工学系技術者が大変不足しています。このような状況から農業工学系の学生の育成、確保が急務となっており、当協会としても少しでも応援ができればということで、学生に農業農村工学に興味を持ってもらえる仕組みを作るため、全国の農学部系のある大学及び当協会と日頃連携して活動している多くの大学生サークルに声をかけて、学生サークル「農業農村工学・就職研究会」を設立しました。取り組みのねらいは、農学部系学生の専攻(コース、研究室等)選定にあたって、農業農村工学系を専攻する学生をできるだけ多く確保することであり、サークル名に「就職」をつけた理由は、学生の専攻選定の大きな要素であり、サークル参加の動機づけに最も効果的なキーワードと考えたからです。サークルの活動内容は、農業農村工学に関して①情報収集、分析、②農業農村工学や農業、農村の現場体験、視察、③公務員や民間企業の話を聞く、④就職試験対策、⑤他大学生との交流 等です。活動方法は、LINE等による情報提供、交換等が活動の中心となります。サークルの形式は、インカレ方式(いろいろな大学の学生で部員を構成)で、部員の対象は農学部系の1年生,2年生で、専攻(学科、コースなど)が決まっていない学生が中心です。(農業農村工学系専攻の学生も加入しています。)現在部員は16大学(弘前大、岩手大、北里大、茨城大、宇都宮大、千葉大、東京大、東京農工大、明治大、東京農大、日本大、信州大、新潟大、石川県立大、鳥取大、琉球大)、82名です。
幹事大学は明治大学で、顧問は当協会の中里良一専務理事が就いています。みなさまの関係している大学で、サークルに加入を希望する学生を紹介していただけたら幸いです。よろしくお願いします。
幹事大学の明治大学農学部1年生