棚田保全活動応援事業の実施状況
令和元年度の棚田保全活動応援事業(ライフ&ネピア助成)は2地区で実施しています。
①いこま棚田(奈良県生駒市) 棚田面積10ha(70枚)
事業主体はいこま棚田倶楽部。棚田の保全活動として、草刈りを定期的に行うとともに、菜の花、南高梅、野菜、花の栽培を行っています。大都市近郊ということもあり、都市部の幼稚園、小学生親子、大学生、住民らを対象に自然環境教育や田植え、稲刈り等のイベント等都市農村交流を積極的に行っています。
(写真右)手作りの水車
②毛原の棚田(京都府福知山市) 棚田面積8ha(600枚)
事業主体は毛原棚田ワンダービレッジプロジェクト。毛原の棚田「体感」ツアーや棚田オーナー制度に取り組んでいます。棚田米を使した純米吟醸酒やどぶろくを特産品として販売しています。農産物加工を行う棚田食品加工所(毛楽里)の建設やピザ窯を設置し販
売事業や都市農村交流に積極的に取り組んでいます。棚田保全活動のボランティアの報酬として地域通貨(けーら)を発行しています。以上のように自立できるシステムづくりに挑戦しています。
(写真右)手作りのピザ窯