当協会が石川県立大学の学生に呼び掛けて、世界農業遺産「白米千枚田」(石川県輪島市)の田植えを応援しました。学生は14名参加し、農林水産省の「つなぐ棚田遺産」の担当など4名の職員も参加しました。また、昼には、地元の方が作られた郷土料理を食べながら棚田保全団体の白米千枚田相耕会と交流を深めました。
つなぐ棚田遺産「白米千枚田」の保全に関する意見交換会を開催
当協会は、石川県輪島市内の農村環境改善センターにおいて、つなぐ棚田遺産「白米千枚田」(石川県輪島市)の保全に関する意見交換会を開催しました。出席者は、棚田保全団体「白米千枚田愛耕会」、輪島市観光課課長、農林水産省職員(「つなぐ棚田遺産」担当)。
会議では、農林水産省から「つなぐ棚田遺産」に関する情報提供、輪島市観光課から白米千枚田に関する情報提供、白米千枚田愛耕会から棚田保全の活動内容及び今後取り組みたいことが紹介され、これら踏まえて、白米千枚田の保全方策等について、活発な意見交換が行われました。
白米千枚田愛耕会は、将来に向けて持続的に棚田保全に取り組んでいくためには若者の参画が必須であり、大学生が棚田保全を支援するシステムづくりを検討することとなりました。当協会は、白米千枚田愛耕会からの依頼があれば、石川県立大学の学生と検討を開始することとしています。
焼酎の原材料を試験栽培
令和2,3年度の御蔵島村役場(東京都、伊豆七島)からの業務委託(焼酎製造計画)を踏まえ、当協会独自で焼酎の原材料であるコガネセンガンの試験栽培を開始しました。栽培は千葉県富津市のグラウンドワーク相川にお願いしています。
令和4年度「農業水利施設等を見に行こうよ助成事業」への参加学生を募集しています。
当協会では、令和3年度に続き本年度も一般財団法人日本水土総合研究所と連携して、「農業水利施設等を見に行こうよ助成事業」を実施することとし、事業への参加学生を募集しています。
現在、全国の多くの農業水利施設の老朽化が進み農業生産への支障が懸念され施設の改修が急がれています。加えて頻繁に発生している台風、豪雨災害の復旧(農業分野では農地や農業水利施設などの復旧)が急がれています。しかし、これらのことに対処できる農業農村工学系技術者が大変不足しており、技術者の育成、確保が急務となっています。この対応の第一歩として、将来の農業農村工学系技術者候補である農業農村工学系の学生の確保が重要です。農学部系学生に農業農村工学に興味を持ってもらい、専攻(コース、研究室等)選定にあたって、農業農村工学系を専攻する学生をできるだけ多く確保することをねらいとして事業を実施します。
なお、令和3年度は10大学15グループ51名の学生が事業に参加しました。
令和4年度「農業水利施設等を見に行こうよ助成事業」募集要領
1.目的
大学農学部系の学生を対象に、農業水利施設等、及び施設建設に利用された農業農村工学、技術の知識、理解、関心を深める。
農業農村工学系コース、研究室等専攻選択に寄与する。
2.内容
原則指定の農業水利施設等(歴史的農業水利施設、ダム、棚田等)※について、大学生のみによる日帰り見学
※指定の農業水利施設等・・20220411指定見学対象施設一覧
3.見学施設場所
大学が所在する農林水産省地方農政局管内
4.対象者
大学農学部系1、2年生 1グループ3人以上
※1、2年生時から既にコース、専攻が決まっている学生は農業農村工学系を選択している学生。
5.見学費用への助成金 1グループ40,000円以内
①交通費:実費
公共交通機関(出発地:大学所在地~現地施設最寄りの駅、バス停)
レンタカー(含むガソリン代、保険、高速道路料金)
②昼食代:1人1、000円以内
③国内旅行保険:1人500円以内
6.見学に係るケガ、事故等 自己責任
7.実施期間 令和4年5月9日~11月30日
8.レポートの提出
見学後、各自レポートA4版3枚(含む写真)以上を提出※
※レポートは、冊子等により配布する場合がありますので、ご了承ください。
9.学生サークル「農業農村工学・就職研究会」※への入部検討
当事業を利用した学生は、学生サークル「農業農村工学・就職研究会」入部を検討。
※活動内容は、(一財)日本グラウンドワーク協会により農業農村工学に関する情報(含
む就職情報)を部員に提供するのみで他の活動なし。顧問 中里良一
10.参加申し込み、問い合わせ先
一般財団日本グラウンドワーク協会
中里良一
TEL:03-6459-0324 E-mail:nakazato@groundwork.or.jp
「トトロの森」の環境保全活動を応援します。
当協会が活動資金等を応援する、令和4年度「環境保全活動応援事業」対象団体に「公益財団法人トトロのふるさと基金」が決定しました。本事業はライフ&ネピア助成金を活用しています。
[トトロのふるさと基金の活動の概要]
狭山丘陵および周辺地域の自然を開発から守るため、ナショナル・トラスト活動により山林を買い取り、ボランティアで保全管理する。その他、普及啓発(情報発信やイベント開催)、自然環境調査、環境教育、収益事業、北野の谷戸での水田再生などをおこなっている。