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農林水産省都市農村交流課と当協会の共催による「都市農村交流に関する大学生との意見交換会」(カレッジミーティング)が農林水産省の会議室において開催されました。大学生は、農業農村の応援をテーマとして活動している学生サークル東京大学むら塾、明治大学楽農4Hクラブ、千葉大学援農お宝発掘隊のメンバー8名が参加しました。農林水産省からは①農山漁村滞在型旅行「農泊」事業、②ディスカバー農山漁村(むら)の宝、③地方応援隊等の施策が説明され、大学生サークルからは活動内容について説明がありました。意見交換では、大学生から農泊事業への大学生の参画や地方応援隊の農林水産省職員の対応状況等について質問がありました。引き続き行われた懇親会では、大学生から職員に対して、農林水産省に就職した理由や超過勤務、育児休暇等働き方に対する質問がありました。また、東京大学むら塾の学生からは農林水産省でインターンシップを考えているとの発言もありました。農林水産省からは今後もカレッジミーティングを続けたい意向が示されました。

NHK大河ドラマ「どうする家康」で盛り上がっています岡崎市役所(愛知県)から「大学生と農村マッチング事業」の依頼があり、名城大学地域共創隊『WITH』と岡崎市役所とのマッチングを行いました。岡崎市役所は、令和3年度に中山間政策課を設置し、令和4年度に「中山間地域活性化計画」を策定し、所得向上や雇用促進を図る農泊の推進、地域維持のためのRMOの形成、地域の拠点施設の整備といった取り組みを開始しています。これらの取組を推進するために大学生の応援が欲しいということで当協会に事業の依頼がありました。マッチングでは岡崎市役所から大学生に応援をして欲しい活動が説明され、意見交換が行われました。今回のマッチングの結果、岡崎市役所の活動に名城大学地域共創隊『WITHが応援することになりました。

名城大学(愛知県)に大学生サークル「地域共創隊『WITH』」(顧問:中里良一)を新しく設立しました。これは岡崎市役所(愛知県)より大学生と連携したい旨の依頼を受けたことによるものです。当協会は東海地域に連携している大学生サークルがないことから、名城大学の社会連携センターの協力(学生募集、講義室確保等)をいただき新たに大学生サークルを設立しました。設立方法は当協会の中里良一理事長が、「農村地域資源の保全と活用(地域おこし)を応援するための、大学生の組織(グループorサークル)づくり」というテーマで講義を行い、大学生(若い人)が地域おこしに関わる重要性を理解してもらい、聴講した学生の中で希望する学生でサークルを設立。部員は18名(農学部、経営学部他6学部 )。「農業農村を応援する大学生サークルネット」(加盟大学10大学:代表 中里良一)にも加盟し、他大学と連携した農業農村を応援する活動にも取り組むこととしています。

 

学生サークル東京大学むら塾(顧問:中里良一)は、富津市(千葉県)の日頃米作りを行っているサークル農園において、今春入学した学生を対象に田植え体験会を開催しました。

これは、農業のPRと新入部員の確保を目的にしたものです。あわせて、地域住民との交流会も開催しました。交流会では、人口減少の中の地域づくりの在り方や男女共同参画等について意見交換が行われました。富津市の市長も参加されて、富津市のPR、子育ての一環として寺子屋(学習塾)の開催して欲しい旨を大学生サークルに依頼されました。また、初めて田植えを経験されたということです。

美作市(岡山県)において、「棚田ミーティング」(棚田学会主催)が開催されました。この会合は、棚田保全のための検討課題を見つけるため、実際に棚田保全活動に取り組んでいる団体と意見交換を行うことが目的です。参加者は、NPO法人英田上山棚田団(以下「棚田団」という)の水柿大地理事他1名、つなぐ棚田遺産選定委員の山本早苗常葉大学准教授、山路永司東京大学名誉教授、菊地稚奈九州大学総合研究博物館専門研究員及び当協会の中里良一理事長(本会合のコーディネーター)。上山棚田は20haですが、作付けされているのは2haで残りの18haは景観維持程度の保全状態(作付けされていない)です。従来の棚田保全団体は地域住民が中心となっていますが、棚田団は移住者と地域外者で構成されており、このよう棚田保全団体はおそらく全国唯一と思われます。移住者及び地域外者の中心の団体により持続可能な棚田保全が可能かについて意見交換が行われました。