コンテンツへスキップ

各大学からの要請を受け、出前講義を行っています。
日本大学、東京農業大学、山梨県立大学、鳥取大学、佐賀大学から当協会に講義の依頼があり、中里良一専務理事が各大学において出前講義を行っています。講義のテーマは、大学の要望に応じて、「農福連携について」、「農村体験型観光(含む農泊)について」、「農業農村を応援する大学生サークルマッチングプロジェクトについて」、「若者が農業農村を応援する方法について」、「棚田保全方策について」、「農業農村整備に関わる仕事について」、「海外農村開発協力の現状と方向性について」等様々です。

山梨県立大学看護学部で出前講義(農福連携について)を行う中里専務

 

お茶の水女子大学から研究の協力依頼がありました。

当協会は現在、男女共同参画に推進に取り組んでいるところですが、今般、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科ジェンダー社会科学研究室から当協会に研究の協力依頼がありました。大学の研究テーマは「共働きを希望する未婚男性の家事分担意識・家事行動」です。内容は、結婚願望のある30代、現在正規雇用の男性で、正規雇用の女性との共働きを希望、一人暮らし、または実家暮らしで料理・洗濯・掃除のうち、どれか一つでも週に1回以上行っており、現在交際相手がいない方に、現在の職場環境や家事行動、結婚後の家事に対する意識をインタビュー調査し分析を行うものです。当協会に対しては、研究の取り組み方のアドバイス及びインタビューの対象となる男性の紹介について協力依頼がありました。

学生サークル「農業工学分野就職研究会」を設立しました。
東北大震災や頻繁に発生している台風、豪雨災害の復旧(農業分野では農地や農業水利施設などの復旧)が急がれていますが、復旧にあたる農業農村工学系技術者が大変不足しています。このような状況から農業工学系の学生の育成、確保が急務となっており、当協会としても少しでも応援ができればということで、学生に農業農村工学に興味を持ってもらえる仕組みを作るため、全国の農学部系のある大学及び当協会と日頃連携して活動している多くの大学生サークルに声をかけて、学生サークル「農業農村工学・就職研究会」を設立しました。取り組みのねらいは、農学部系学生の専攻(コース、研究室等)選定にあたって、農業農村工学系を専攻する学生をできるだけ多く確保することであり、サークル名に「就職」をつけた理由は、学生の専攻選定の大きな要素であり、サークル参加の動機づけに最も効果的なキーワードと考えたからです。サークルの活動内容は、農業農村工学に関して①情報収集、分析、②農業農村工学や農業、農村の現場体験、視察、③公務員や民間企業の話を聞く、④就職試験対策、⑤他大学生との交流 等です。活動方法は、LINE等による情報提供、交換等が活動の中心となります。サークルの形式は、インカレ方式(いろいろな大学の学生で部員を構成)で、部員の対象は農学部系の1年生,2年生で、専攻(学科、コースなど)が決まっていない学生が中心です。(農業農村工学系専攻の学生も加入しています。)現在部員は16大学(弘前大、岩手大、北里大、茨城大、宇都宮大、千葉大、東京大、東京農工大、明治大、東京農大、日本大、信州大、新潟大、石川県立大、鳥取大、琉球大)、82名です。
幹事大学は明治大学で、顧問は当協会の中里良一専務理事が就いています。みなさまの関係している大学で、サークルに加入を希望する学生を紹介していただけたら幸いです。よろしくお願いします。

幹事大学の明治大学農学部1年生

棚田地域振興法を踏まえて棚田保全団体がアドバイスを依頼

兵庫県市川町で棚田保全活動を行っているNPO法人棚田LOVER’Sから、棚田地域振興法を踏まえて今後どのような取り組みをしていったらよいのかアドバイスをして欲しいという依頼がありました。棚田LOVER’Sの戦略検討会議に出席し、「指定棚田地域」、「指定棚田地域振興協議会」、「指定棚田地域振興計画」、支援措置の取り組み方や今後の棚田保全方策などについてアドバイスを行いました。棚田LOVER’Sから今後も継続的にアドバイスを行って欲しいと依頼があり対応していくこととしている。

  市川棚田(兵庫県市川町)

棚田保全活動応援事業の実施状況

令和元年度の棚田保全活動応援事業(ライフ&ネピア助成)は2地区で実施しています。
①いこま棚田(奈良県生駒市) 棚田面積10ha(70枚)
事業主体はいこま棚田倶楽部。棚田の保全活動として、草刈りを定期的に行うとともに、菜の花、南高梅、野菜、花の栽培を行っています。大都市近郊ということもあり、都市部の幼稚園、小学生親子、大学生、住民らを対象に自然環境教育や田植え、稲刈り等のイベント等都市農村交流を積極的に行っています。

 (写真右)手作りの水車

②毛原の棚田(京都府福知山市) 棚田面積8ha(600枚)
事業主体は毛原棚田ワンダービレッジプロジェクト。毛原の棚田「体感」ツアーや棚田オーナー制度に取り組んでいます。棚田米を使した純米吟醸酒やどぶろくを特産品として販売しています。農産物加工を行う棚田食品加工所(毛楽里)の建設やピザ窯を設置し販
売事業や都市農村交流に積極的に取り組んでいます。棚田保全活動のボランティアの報酬として地域通貨(けーら)を発行しています。以上のように自立できるシステムづくりに挑戦しています。


(写真右)手作りのピザ窯